
失敗しない引越し業者選び |
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失敗しない引越し業者選び
以下がチェックポイントです。1つ1つしっかりとチェックしていきましょう。
費用・サービス面
対応・会社の体勢面
その他
費用・サービス面
費用が相場を逸していないかどうか
引越し費用が相場より高い場合もそうですが、著しく安い場合も注意が必要です。とはいえ、「安ければ安い方がいい」という思いは誰だってありますよね。費用が安い引越し業者を選ぶときは、以下のようなNG業者でないかをしっかりとチェックしておきましょう。
NG業者
(1)段ボールやガムテープなどが貰えない(または有料)
(2)他社では無料の基本サービスが有料となっている
(大きな家具・家電の梱包、室内・室外の養生、段ボール引き取りなど)
(3)運搬スタッフがアルバイトばかり
(4)運搬するトラックが荷物量に対して小さい
(5)スタッフの人数が荷物量に対して少ない
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(6)引越し時間が固定されていない(引越しスケジュールが定まらない)
(7)運搬トラックが共用(他人の荷物と一緒に運ばれる)
※(6)(7)については、上記の条件で料金を安くするためのプランがほとんどの業者で存在します。デフォルトで(6)(7)が条件となっている業者には注意してください。
引越し費用の相場を知っておこう!
引越し費用は荷物量で決まるため、インターネットなどで相場をチェックするには限界があります。多少面倒ではありますが、大きな失敗をしないためには複数業者に見積もりを依頼することが必要です。そういう時は、一括見積もり業者を利用すると便利ですよ!
自分の希望を満たすサービスがあるか
例)
- エアコン・洗濯機・冷蔵庫などの取り外しや取り付け
- テレビ・レコーダーの配線
- ハンガーケース無料レンタル
- 食器、シューズ類等の梱包ケース無料レンタル
- ピアノの運搬
など
自分が必要なサービスがあるかどうかは、引越し業者を選ぶ上で重要なポイントです。意外にも洗濯機やエアコンの取り外し・取り付けをやってもらえない引越し業者があります。
当日に洗濯機の取り付けが出来ないと分かった場合は悲劇です。急いで専門業者を探して依頼したとしても、数日間は洗濯ができない事態になってしまうかも知れません。
またサービスがあったとしても、オプション(有料)になる場合もあります。サービスがあるかどうか、有料か無料かという点は、必ずチェック項目として挙げておきましょう。
養生をしっかりと行ってもらえるか
「どの引越し業者でも養生をしっかり行ってもらえる」と思ったら大間違えです。室内はもちろん室外についても、どこまで養生を行ってもらえるのかをちゃんと確認しておきましょう。
養生って意外と大変なんです。私が今住んでいるマンションへ引越しした時なんかは、3人がかりでも養生だけで30分以上かかっていました。(ムダに敷地面積が広くて、マンション入口から部屋までの距離が長かったからというのもありますが・・)
スタッフが一人しかいない単身引越しの場合は特に、こちらから言わないと養生をしてもらえない場合もありますし、言っても最低限のところしかやってもらえない業者もあります。養生をやってもらえる範囲は、見積もりに来てもらった営業マンに聞くと良いでしょう。
養生を怠ったことで、新築の床やマンションのエレベーターの入り口や壁などに傷つけられて泣き目をみることがあります。そんなトラブルを避けるためにも、必ずチェックしておきましょう。
大きな家具・家電の梱包・保護がしっかりしているか
段ボールに詰めることができない大きな家具・家電は、引越し業者へ梱包をお願いすることになりますが、その梱包の方法や範囲は、業者によって異なります。
ベッド一つとっても、まったく保護することなく運搬する業者もあれば、しっかりと保護用の布に包んで運んでくれる業者もあり対応は様々です。また梱包や保護がしっかりしていない引越し業者は、運搬作業自体も配慮に欠けるところが多いです。大切な家具や家電の破損トラブルで嫌な思いをしたくなければ、どのように運搬してもらえるのかを事前に確認しておきましょう。
対応・会社の体勢面
営業マンのマナーがきちんとしているか
営業マンの対応が、会社の姿勢と言っても過言ではありません。営業マンのマナーがちゃんとしていない業者は、たいてい運搬スタッフも同じようなものです。「営業マンの対応=運搬スタッフの対応」とは言い切れませんが、判断基準の一つとして間違えはないでしょう。
こんな営業マンはダメ×
- 他の業者の悪口を言う
- 横柄な態度
- 調子いいことを言う(本当は不可能なのに、可能という)
- 曖昧な答えが多い
- 強引に即断をせまる
「荷物の紛失」や「破損」など、万が一の際の補償があるか
「補償があるから安心」とは言い切れませんが、無いよりはある方がはるかにマシです。
補償の範囲もしっかりとチェックし、懸念されるトラブルなどの対応については事前に聞いておいても良いかも知れません。
国土交通省で定められている「標準引越運送約款」が提示されているか
あまり知られていないですが、引越しにも取引の基本的なルールを記載した約款が必ず存在します。何かトラブルが発生した場合などの補償範囲なども約款によって定められていますので、確認を怠ったことでのちのち不利になってしまう場合があります。
一般的には国土交通省が定めた「標準引越運送約款」を採用している業者が多いですが、独自で設定することも可能になっています。そういった業者とトラブルになると、一般的な常識が通用しない対応を取られるケースも考えられますので、「標準引越運送約款」を提示している引越し業者を選んでおいた方が無難と言えるでしょう。
「運送保険」へ加入しているか
引越約款との違いが分かりづらいかも知れませんが、運送保険は損害保険会社などが提供している保険のことです。運送・輸送中の何らかのトラブルによって荷物が破損や全壊した場合などに、保険会社から引越し業者へ保険金が支払われます。そしてそのお金を使って、直接被害を被った私たちへも補償金が支払われるというわけです。
これがもし保険へ加入していなかったら、「支払うお金がない」と言われて逃げられてしまう可能性があります。それは極端な例であったとしても、運送保険へも加入していないような業者だと会社の姿勢として信頼性に欠ける点があるのは否めません。「しっかりとした会社か」という判断基準の一つとして、チェックしておくと良いでしょう。
その他
口コミ・評判を信じすぎない
インターネット上の口コミや評判を確認するのは良いと思います。ただ注意しなければいけないのは、この口コミや評判を鵜呑みにしてはいけないということです。口コミや評判を見ていれば分かると思いますが、どんな引越し業者でも必ずと言っていいほど良い口コミと悪い口コミがあります。見れば見るほど、その業者が良いのか悪いのか分からなくなるはずです。
良い・悪いの評価が大きく分かれる理由としては、以下のようなものが考えられます。
- 引越し業者間でライバル業者の悪い評価を書きあっている
- 同じ業者でもスタッフの対応に大きな違いがある場合がある
- どの業者も忙しくない閑散期の評価は高く、繁忙期はトラブルが多くなるため評価が低くなりがち
口コミや評判は引越し業者の判断基準にするのではなく、トラブルを回避するためのツールの1つとして利用するのが良いです。
例えば、
- 繁忙期の午後便は大幅に時間が遅れるケースが多いため使用しない
- パソコンのデータ破損のトラブルが多いため、パソコンはバックアップを取っておく
- 大切な家具・家電を破損されないよう、梱包・保護方法を事前に確認して業者選びのポイントとする
- 荷物の紛失がないよう、段ボールに通し番号を振っておき業者の人と個数を申し合わせしておく
など
口コミ等で多かったトラブルへの事前対策を講じるために使うには、かなり有効なツールとなります。惑わされず、上手く活用していきましょう。
様々なチェックポイントがありますが、これを1社1社確認していくのは本当に大変です。ただでさえ引越し前にはやることがたくさん!
時間を有効に使うには、一括見積もり業者を使うのが賢い選択です。時間短縮だけでなく、上手く使えば引越し費用を安くすることだって出来ます。
>>一括見積もりを利用して、予算を抑える方法
まずは複数の業者に見積もりを出してもらい、引越し業者との契約を済ませてしまいましょう。そうしないと、引越し日さえ決定しませんよ!
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